予告犯(映画)の感想!痛くて悲しいダークヒーロー

 

得点:85点(100点満点) 

ひと言:社会の仕組みにより生まれた悲しきダークヒーロー 

 

 

予告犯

友達とマンガ喫茶に行ったときに、予告犯っていう漫画読んだけど面白かったと言ってたけど、その時はもう時間が来て読めなかった。

 

そして、それが頭の片隅にあり、レンタルビデオ屋さんで実写化されてるのを知って借りてみた。 

 

悪か?正義か? 

 

そういうの結構好きなストーリーぽいから楽しみ! 

 

感想

オープニング

新聞紙を頭に被った男がネットカフェで

「この汗臭いタコ部屋から、

 俺が世界を変えてやる!

 明日の予告を教えてやる」 

 

何なに、しょっぱな心を奪われるようなオープニング最高だわ。

 

新聞紙と呼ばれる犯行グループが警察に変わって許せないことをしているやつらに裁きを加えるというストーリー。

 

飲食店のアルバイト店員

岩渕という飲食店のアルバイト店員がゴキブリを揚げてそれをSNSにアップしてるのを発見。

 

そのお店はそいつのせいで閉店の危機にあるということで、新聞紙の特製メニューを腹いっぱい食わせてやるという犯行声明をしたのが最初。

 

こういうのって2年前くらいにバカッターってのが流行った時期があったよね。

 

覚えてるので言うと、丸源ラーメンのバイトが食材を口にくわえてる写真が投稿されて大炎上してたのを覚えてる。

 

それをお店で提供してるんじゃないかと思ったら超気持ちが悪いと思っちゃうし、近所にあるからちょくちょく行ってたんだけど、それ以降1回も行ってないからね。

 

やっぱ食関係のミスっていうのは致命傷だなって思う。

 

でも実際にはこれに似たようなことがどこでも起きてるんじゃないかなって思っちゃうけどね。

 

回転寿司とかも作ってる人が見えるお店行ったあとに、見えないお店とか行ったら高校生とか若いバイトが美味しい寿司を丁寧に作ってるわけがないもんって思ってるところはあるよね(笑)

 

今そういう炎上したバカッター達は順調に生活できてるのかな?

 

映画では、新聞紙に揚げたゴキブリを食わされるという罰を受けてた。

 

この時点で新聞紙をどう捉えるかハッキリ分かれる部分だと思うけど、俺は完全に正義だと思うし、むしろ応援したいぐらい!

 

法的にはダメなのはもちろん分かってるけど、こういう奴も必要でないかい? 

 

大学生

男にホイホイついていく女なんて自業自得じゃねぇの?という書き込みをした大学生の男に元気玉を注入することに!

 

男を拉致してお尻に何物かを入れるという罰。

 

何かは映画を見て確認してみて(笑)

 

食中毒会社

食中毒を出しておきながら、法律の不備のせいだと逆ギレしたというアジサンフーズに制裁を下すという予告を配信。

 

キッチリ火を通してやるという言葉は、会社を丸焼きにするということだったみたい。

 

会社員

32歳で面接を受けに来たおじさんの面接をネットで実況した田端という男。 

 

数年間の空白期間があり、社会のレールから踏み外してしまったかもしれないけど、それでも社会復帰しようと就職活動しようとする者を笑いものにするクズ野郎はブチのめしてやる!

 

ちょっと自分に近いスペックだから、この田端って男が個人的には一番許せなかった(怒)

 

田端をイスに縛り付け、金属バットで殴りまくる。

 

金属とかをそんなに振りまわしたらさすがに死んじゃうよって心配になったけど、プラスチックだったからそれはガッカリ。

 

竹刀くらいで良かったんじゃないかなって思った。

 

政治家

ネットの健全化といいネットの自由を奪おうとする政治家の設楽木議員(小日向)。

 

やらせで番組の投票をしてたということをネット上でばらし、政治生命を絶った。

 

ネットをバカにした者にはネットで制裁するというわけね。

 

ゲイツの過去

派遣で、3年やれば正社員になれるという契約でやっていたはずなのにブラック企業で正社員になることは叶わず。

 

マジあんな会社だったら、俺は1日で辞めてるわ。

 

それでハローワークに行くも胃潰瘍で入院したりしてた空白の2年があるからと仕事が見つからず。

 

マジか、俺も空白だらけだから超怖い。

 

でも、前会社に就職したとき、そんなに空白をツッコまれることはなかったけど、、、そこはブラックだったから辞めたっていうね(笑)

 

鈴木亮平と村松利史が「仕事あるで」と生田斗真を誘い、不法投棄のゴミを処理するという超違法バイトみたいなところで住み込みで働くことに。

 

そこにいたフィリピン人のネルソンカトーリカルテことヒョロはお父さんが日本人だから探しに来たんだけど、日本に来るために臓器を売った為、ヒョロが腎不全で亡くなる。

 

ヒョロを演じた福山康平の演技は上手かった。

 

そんなヒョロが死んだのに非常な言葉を浴びせる雇い主をみんなで処理する。

 

カンサイの持ってた薬でみんなで死のうとするも、それならまだやることがあるんじゃないかって立ち上がるところが新聞紙のルーツ。

 

最後の予告

自分達新聞紙がターゲット。

えっ、どういうこと?

 

死ぬってこと?

 

薬を飲んでもし生き残ったらどうするって話をしてるとき、「全部死んだやつのせいにすればいい 」というシーンを見てピーンと来た。

 

これはノビタ(濱田岳)が中華屋の女に恋してるのを知ってるからゲイツはノビタだけは生かすんだろうなって。

 

結果、ゲイツだけが死に残りの3人は生きてた。

 

泣かせるじゃないか(泣)

アルマゲドンパターンしやがってw

 

ゲイツはその後のみんなが無実になるように細工もしていたっていうね、賢い男だなー。 

 

そして、戸田恵梨香にネルソンカトーリカルテの遺体を親父の元に届けてくれという遺言動画を見てもらう。

  

戸田恵梨香

戸田恵梨香が女刑事役を演じてたけど、マジいらないわー。

 

ここをわざわざ戸田恵梨香にする必要あった?ってちょっと疑問に思った。

 

新聞紙のライバルにしては貧弱すぎてイマイチだった。 

 

ネットカフェに突撃するときの、「警察だぁー」ってなんじゃその棒読みはって思ったよね。

 

1人でゲイツを追いかけるシーンも、ゲイツ逃げずに一発パンチ入れれば済む話じゃんってかなりイライラした。 

 

まとめ

ちょっとダークヒーローで最後主人公が亡くなるってのが、デスノートに似てるなって思った。

 

新聞紙が一番憎んでいたのは、自尊心を奪おうとする‟何か

 

理由もなくお前らを侮辱するやつらが現れたら俺に言えって言葉はカッコイイと思ったし、こんな人がいたらなって思った。 

 

「そんな思いがあるなら、

 助けを求めればいいでしょ」 

 

って戸田恵梨香が最後言うんだけど、、、

 

助けを求めても助けてくれなかったからこうなったんだろと言いたい!

 

強い人はなに甘えてんだよっていうのかもしれないけど、世の中みんながみんな強いわけじゃないから。

 

すごく共感するというか他人事とは思えないくらい心が痛くなる映画だったけど、でも面白かった!